Taku-yoshida’s diary

“自在に生きる”を創る~JIZAI体🄬エクササイズチーフインストラクター Taku吉田のブログ

【2020年“想い”を綴る~高齢化の現状と介護予防分野の問題点~】

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なぜ介護予防は進まないのか?

 

新年あけましておめでとうございますm(__)m

  

『いつまでも思い通りに(自在に)動けるカラダを創る!』

  

JIZAI体®エクササイズチーフインストラクターのTaku吉田です!

  

  

2020年、オリンピックイヤー!

何かと節目の年になりますが、だからこそ“自分らしく”を突き詰め、

ウォーキング⇒ジョギング⇒ランニング⇒Fly away!!みたいに、

ステップアップできるよう進んで行きますので、

今年もお付き合いいただけますと幸いです🌟

  

さて、昨年末のブログではこれまでの足跡を振り返るような形で、

改めて自己紹介をさせていただきましたが、

2020年最初のブログでは今感じている日本の“現状”と、

“この先”について綴ってみたいと思います。

   

  

<超高齢化社会>

  

この言葉を聞いたことのない人はほとんどいないでしょうし、

この事実を疑う人ももはやいないでしょう。

ですがまだまだ現実的な問題として捉えている方は少ないのかもしれません。

  

もう少しリアルな数字として表してみたいと思います。

  

【5人に1人~その1~】

現在、日本の高齢化率は27%を超え、まもなく30%に達します。

そして近い将来(ホントに直近です)人口の5人に1人が75歳以上という、

世界的にも類をみないほどの“超高齢化社会”となるのです。

※高齢化率とは人口に占める高齢者(65歳以上)の割合を示したもの。

  

【5人に1人~その2~】

平成30年1月の段階で日本の要介護認定者数は640万人を超えており、

その数は今日も増え続けていると言ってほぼ間違いないでしょう。

この数は高齢者人口のうち20%以上の割合を占めています。

つまり日本の人口の約3人に1人が高齢者、そのうち5人に1人が要介護認定者です。

この傾向は今後も加速すると言われています。

  

【伸び率最大は“介護費”の現実】

日本の社会保障費は平成30年度で約33兆円となっており、

これは一般会計予算のうち約33%を占め、年々増加し続けています。

社会保障が充実することは良いのですが借金大国日本では厳しい数字であり、

中でも伸び率が一番高いのが“介護費”となっています。

介護費の増加が社会保障費を高騰させ財政を圧迫していると言っても

過言ではないぐらいとなっています。

   

  

ようやく『介護予防』という言葉が叫ばれるようになりましたが、

もっと具体的で効果的な施策を打っていかなければ状況を変えるのは難しいでしょう。

  

健康や介護予防というのは運動だけではなく栄養状態など様々なことが絡んできますが、僕は運動指導をメインとしていますのでまずはそこに限定して書かせていただきます。

  

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“連携不足”が問題の一因!?

  

現場で見ていて、そして高齢者の声を聞いていて感じる問題点は、

  

圧倒的な連携不足

  

とあるおばあちゃんが言いました、

「医者に行ったら運動しなさいと言われたけど、

何をしたらいいのか伝えてくれないからわからない。」

  

また別のおばあちゃんはこう言います。

「こういった症状に悩んでいるんだけど、

病院なのか接骨院なのか、どこに行ったらいいかわからない。」

  

こんな風に分からないことだらけで、彷徨ってしまっている高齢者は、

僕らが思っている以上に多いのかもしれません。

   

「運動指導者、治療家(治療院)、医者(病院)の連携不足」

  

「行政(地方自治体)と民間の連携不足」

  

この問題を解決していくことが、介護予防をしっかりと実現していく上で、

とても大切なことだと感じています。

  

そしてもう一つ。

  

本人(高齢者)の意識

  

病院に罹るのも、治療院に行くのも、介護予防運動をするのも、

手厚い社会保障のおかげでとても安価で済んでしまいます。

特に介護予防運動などは地域の公民館や集会場に行けば、

実費は無料で参加できてしまいます。

  

そのことが運動参加率を高めている一方で、

“自分の健康への責任感”は高まっているとは言えず、

それが運動実施者が増えていても要介護認定者が増え続ける、

介護予防が実を結んでいない一つの要因であると感じています。

  

◆運動指導者・治療家・医者の連携、行政と民間の連携を実現させ、

しっかりとしたサポート体制を創り上げる。

◆「自分の健康は自分で守る!」という認識を浸透させる。

  

この2つが今後の介護予防分野の鍵となると考えています!

  

ではどのようにして実現していくのか?というのは、

次のブログで綴っていきたいと思います。

 

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