Taku-yoshida’s diary

“自在に生きる”を創る~JIZAI体🄬エクササイズチーフインストラクター Taku吉田のブログ

【“バランス能力”って一体なに!?】

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よく言う“バランス能力”とは何なのでしょうか!?

  

こんばんは!

  

『いつまでも思い通りに(自在に)動けるカラダを創る!』

  

JIZAI体®エクササイズチーフインストラクターのTaku吉田です!

  

  

突然ですが質問です!

  

Q:“バランス能力”って何ですか?

  

「いやいや、カラダのバランスをとる能力のことでしょ!」

  

なんてことを言ってしまえばそれまでなのですが、

では、どうすればバランス能力は鍛えられるでしょうか?

  

こうやって掘り下げていくと、実はとっても奥深かったり・・・。

今回はそんな“バランス能力”について特集します!

   

------★☆---------------------------☆ミ--------

“バランス能力”とはいったい何なのか?

~奥深き“バランスの迷宮”へようこそ~

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≪バランス能力向上には筋力をつけろ?≫

 

スポーツ競技でも、高齢者の転倒予防でも、

“バランス能力”は老若男女問わず全ての人にとって

大切な能力の一つと言えます。

 

では“バランス能力”というのは、

どうすれば高められるのでしょうか?

   

イメージしやすいものとしては、

  

・カラダを支える下半身の筋力を鍛える。

・カラダの“軸”となるような体幹の筋力を鍛える。

   

などが挙げられるかなと思います。

  

確かに下半身の筋力や体幹の筋力を鍛えることによって、

バランス能力を高められる可能性はあります。

でも、それだけでしょうか?

 

もう少し踏み込んで考えてみましょう。

   

『バランスをとるには筋力だけでいいのでしょうか?』

 

実はこの問いについて考えることが、

“バランスの迷宮”への入り口であり、

バランス能力をよりしっかりと理解するための大切なポイントになってくるのです!

 

≪いったい“バランス能力”とは何か?≫

 

先の問いに対する一つの答えとなるのが、

  

「筋力はバランス能力の“一要素”でしかない!

   

ということなのです。

    

「三半規管」という言葉を聞いたことのある方も多いかと思います。

耳の中にある器官であり、前後左右の傾きや回転方向などの情報をキャッチし、

カラダの平衡を保つ働きをしてくれています。

   

つまり実質的にバランスの乱れを感知し、

修正しようとしているのは“耳(三半規管)”になります。

   

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バランス能力と“耳”には深いつながりが・・・。

    

実際に“めまい”“ふらつき”といったバランスがとりづらくなる症状には、

耳の機能が大きく関係しており、めまいの原因の約6割が耳によるものだったという調査結果などもあります。

 

これだけでも、

“筋力はバランスの一要素でしかない!”

という言葉の意味がよく分かったかと思います。

 

ですがここで終わらないのが“バランスの迷宮”

奥へと続く“もう一つの扉”があるのです。

   

“情報”を処理しているのは誰だ!?≫

 

三半規管でキャッチした傾きや回転方向といった情報は

いったいどこが判断・処理しているのでしょうか?

 

その答えは“脳”の中にあります。

  

脳については複雑すぎるので詳細は割愛しますが、

脳の“脳幹”と呼ばれる部位に「前庭神経核と呼ばれる部位がものがあります。

三半規管でキャッチした情報は前庭神経を介してここへと伝達され、

さらに中枢へと伝えられます。

 

こういった経路によって、

“バランスを保とうとする反射的な姿勢調節”

が行われるとされています。

   

また、さらに大きな動きを伴うバランス調整(転倒回避など)では

脳の中で運動を司る“小脳”からの指令により、

手足の動きが円滑になるよう調整され行われています。

 

このように“バランス能力”と一言に言っても、

 

・下半身や体幹などの筋力

・三半規管によるバランス情報のキャッチ

・脳による情報処理・伝達システムの稼働

  

といった複数の機能が関係し、互いに影響し合っています。

※実際に骨盤・股関節周りの動きの改善、体幹部の強化、

下半身の筋力強化などを盛り込んだプログラムを数ヶ月に渡り実施した場合でも、

歩幅や歩行スピードの向上は認められましたが、バランス能力の一つの指標となる

“片足立ち”は改善はおろか人によっては低下している方もいました。

  

一つを鍛えることに意味がないわけではないですが、

バランス能力をしっかりと維持・向上させるには、

こういった背景まで理解をしたうえでの

『トータルアプローチ』

が大切になってくるのです。

  

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